産業廃棄物の不法投棄を犯罪面からではなく、
アウトロー・
ビジネスの視点から捉えていて、興味深くかつ分かりやすい。
法に外れているということは、犯罪者であることとは違う。アウトローは、法律の隙間や空白を発見し、法システムを二重構造化する社会現象であり、組織的活動である。
法律は、アウトローを取り締まるための根拠になっていると同時に、アウトローが組織を永らえ、仕事を永らえるための根拠にもなっている。もしも取締りがなければ、アウトローはアウトローでなくなり、アウトロービジネスを独占することもできなくなる。
アウトローは社会
システムの不完全性を顕在化させ、社会に弁証法的な葛藤と緊張を生じさせる警告機能を有している。
また、その
欠陥や矛盾(情報の非対称性)から生じる二重価格を維持し、独占しようとする情報ビジネスであるともいえる。
一方、
ベンチャーは二重価格に注目する点では、アウトローと同じだが、アウトローが二重価格を維持しようとするのに対し、ベンチャーは市場の自由化を求め、その参入によって二重価格は解消に向かう。
CSRの有無によってベンチャーとアウトローとが分けられるとも言える。